ビーズランプというのをご存じだろうか。
電球の傘の代わりに、金属の枠があって、そこからたくさんのビーズが垂れ下がっている、ちっちゃなシャンデリアみたいなものである。
どうやら一部の若い女性や主婦の間で、はやっているらしい。
妻は今、「新居に是非飾りたい」と、これの自作に励んでいる。
「詳しい作り方がどこにも書いてない」と、本やネットの写真を見ながら、試行錯誤の連続である。
当初リングに麻ヒモを巻いたりしていたので、
「家が燃えるんでないの?」とひとこと言ったら麻ヒモを使わずに作り直した。
次に一部にプラスチックビーズを使用していたので、
「ビーズが熱で溶けるんじゃないの?」と言ったらガラスビーズを買って作り直した。
さらにビーズに通すラインにテグスを使っていたので、
「テグスが燃えるんでないの?」と言ったら真鍮製のラインを使って作り直した。
真鍮製のラインは極細だが、テグスに比べると、しなやかさがない。
「なんだかビーズがよれてんじゃないの?」と言うと、妻は「・・・。」
「まあ40ワットならテグスでもそんなに高温にならないだろうし大丈夫じゃないの?」
「・・・。」
結局またテグスに戻してとりあえず完成。
早速試験点灯する。
ビーズが色とりどりに輝き、スダレ状のビーズの陰が壁に黒く映る。
「どお?かわいい?」と聞かれる。
男にとっては正直何がかわいいか分からないが、あれだけ駄目出しているので、ここらでフォローしておかないとマズイ。
「かわいい。かわいい。」と言うと、満足した様子である。
40ワットだが、E17という普通の電球よりも小型の電球を使っているので、だいぶ暗い感じ。まあトイレにつけるということなので大丈夫だろう。
そして今、彼女は1個目の「かわいい」に気をよくして、2個目の製作に入っている。
家中ビーズランプだらけになったらどうしよう。
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