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2007年12月24日 (月)

ペレットストーブは本当に地球に優しいか

前回お約束したとおり、CO2の排出量を試算してみた。

合法的に伐採された燃料を使用している薪ストーブならば、断然地球に優しいのだろうが、ペレットの場合は製造にどのくらいのCO2を排出しているのか不明で、本当に地球に優しいか疑問だったため。

排出量は前回計算した、MJ当りのエネルギー消費量を元に、各エネルギー毎の排出係数を乗じて算出した。

排出係数はペレット以外はJCCCA(全国地球温暖化防止活動推進センター)の、「環境家計簿用 排出係数一覧」を使用した。また、ペレットについては、なかなかデータを見つけられなかったが、特定非営利活動法人 南信州おひさま進歩のHPに以下を内容とする記述があったのでこれを使用させてもらった。

ペレット25,490kgを生産するのに発生するCO2
ペレット製造工場3248kg
輸送102kg
燃焼0kg
計3350kg

これらのことから、ペレット1kgあたりの排出係数を以下のとおりとした。
3350kg/25490kg=0.13

燃焼時にCO2の発生がないとするのは、バイオマスエネルギーは、燃焼しても、もともと植物が固定した大気由来のCO2を排出するだけなので、カーボンニュートラルであると考えるためであり、実際にCO2が発生しないわけではない。

以上から前回比較した暖房器具について1MJあたりのCO2排出量を比較すると以下のとおりとなる。

Co2

ペレットが断然排出量が少なくてほっとした。
一方で、1Fで使用している蓄熱式暖房機の地球への厳しさに愕然!

南信州おひさま進歩のデータだとペレット製造からのCO2発生量だが、それ以前の伐採・搬出や、保育にかかったコストを考えると、どのくらいになるのだろうか。

また、その他の熱源の各排出係数はどのように算出されたものなのだろうか。
電気の場合、原子力発電はどのように評価されているのだろうか。また、放射性廃棄物の処分に必要となるエネルギーを含んでいるのであろうか。いろんな疑問が出てくる。

排出係数を計算していただいているところは、同時にその内訳を示してくれるとありがたい。
また、ペレットを製造しているメーカーにも、製造にかかるCO2発生量や、その内訳の表示を是非していただきたい。ペレットストーブを使用する人は、きっと関心をもっているはずだから。

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コメント

ヒロシくんは 研究者ですね~
すごいです。 
うちの旦那とは正反対だわ。

投稿: rie | 2007年12月26日 (水) 15時55分

一度気になると、追求しないとすまないタチでして・・・。

投稿: ヒロシ | 2007年12月28日 (金) 23時55分

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